9月1日の防災の日と、毎年8月30日から9月5日の防災週間は、家庭の備えを見直すきっかけになります。いざというときだけの特別な食品を集めるのではなく、普段食べるものを少し多めに持ち、使った分を補充する方法なら、今日から始めやすくなります。
この記事では、食品と飲料水の家庭備蓄を見直す手順を、公的機関の案内をもとに整理します。必要な量や食品は、家族構成、年齢、アレルギー、持病、住宅や地域の状況で変わります。自治体の防災情報も確認しながら、それぞれの家庭に合わせて調整してください。
最初に分ける:非常持ち出し品と自宅に置く備蓄
急いで避難するときに持ち出すものと、自宅で過ごすために置いておくものは、目的が異なります。内閣府は、飲料水、非常食、懐中電灯、予備電池、衛生用品などを持ち出せるように準備し、別に食品や生活用品を備蓄することを案内しています。
- 非常持ち出し品:避難時にすぐ必要になるものを、取り出しやすい場所にまとめる。
- 自宅の備蓄:在宅で過ごせる場合を想定し、食品・飲料水・衛生用品などを保管する。
- 地域の情報:避難場所、避難経路、在宅避難に関する案内は、住んでいる自治体の最新情報を確認する。
ローリングストックなら、備蓄を更新しやすい
ローリングストックは、日常で使う食品を少し多めに買い、賞味期限の近いものから食べ、使った分を買い足す考え方です。農林水産省と政府広報も、家庭で無理なく食品備蓄を続ける方法として案内しています。

- 最初から非常食だけでそろえようとせず、普段から食べる米、麺、缶詰、レトルト食品などを候補にする。
- 購入した日や賞味期限を確認し、古いものを手前に置く。
- 食べた分を次の買い物で補充し、量が減ったままにならないようにする。
飲料水は「人数 × 日数」で計算する
内閣府は、飲料水を1人1日3リットル、食品とともに最低3日分、できれば1週間分を家庭で備蓄する目安を示しています。たとえば、飲料水だけなら3日分は1人9リットル、1週間分は1人21リットルです。実際に用意する量は、家族の人数を掛けて考えます。

乳幼児、高齢者、服薬中の人などがいる家庭では、普段飲んでいる飲料や必要なものを個別に確認します。水以外にも、加熱や衛生のために必要な水、断水時のトイレ対策などは、住まいの状況に応じて別に考えておくと安心です。
食品は「食べられる組み合わせ」で考える
備蓄は、主食だけを多く置くよりも、いつもの食事に近い組み合わせで考えると続けやすくなります。農林水産省の食品ストックガイドでも、家庭ごとの事情に応じて、日常の食事へ無理なく取り入れる考え方が紹介されています。

- 主食:米、麺、パンなど、家庭で普段食べやすいもの。
- 主菜:缶詰、レトルト食品など、組み合わせやすいもの。
- 副菜・果物:常温で保存できる野菜、乾物、果物などを、食べ方に合わせて検討する。
- 個別に必要なもの:アレルギー対応食品、乳幼児食、介護食、好みの飲み物などは、家庭ごとに優先する。
購入前に、電気やガスが止まった場合に開封・調理できるかも確認します。缶詰なら缶切りが要るか、レトルト食品なら温めなくても食べられるかなどを、普段のうちに見ておきます。
月に一度、または季節の変わり目に確認する
備蓄は、買って終わりにしないことが大切です。防災の日や防災週間を起点にすると、見直す時期を決めやすくなります。

- 賞味期限が近いものを先に使い、補充する。
- 缶切り、カセットコンロ、衛生用品など、食品を使うための道具も一緒に確認する。
- 家庭で欠かせない食品や日用品が足りているかを確認する。
- 非常持ち出し品と自宅の備蓄が、取り出せる場所に分かれているかを確認する。
備蓄用品を選ぶときの確認ポイント
食品以外にも、断水や停電に備える用品を検討する場合は、家庭の人数、保管場所、使い方に合うかを確認します。※当サイトは、Amazonのアソシエイトとして、適格販売により収入を得ています。また、楽天アフィリエイトを利用しています。
- 携帯トイレ:Amazonで探す|楽天市場で探す。回数、処理袋・凝固剤の内容、保管方法を確認する
- 保存水:Amazonで探す|楽天市場で探す。飲料水の必要量を人数と日数で計算し、置ける本数を確認する
- カセットコンロ:Amazonで探す|楽天市場で探す。使用環境と説明書を確認し、燃料は本体とは別に必要量を考える
価格、在庫、仕様は変わるため、購入前に各商品ページで最新の内容を確認してください。
食品以外の備えも、別の場所で守る
食品・飲料水の備蓄とあわせて、写真や重要なデータを複数の保存先に置くことも、家庭の備えの一つです。NASを使っている場合は、Synology NASをUSB外付けドライブへバックアップする方法も参考にしてください。避難行動や地域の支援情報は、必ずお住まいの自治体の案内を優先します。


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