DJI Osmo Pocketのファームウェアアップデートが発表されました。(V01.04.00.20)
設定画面や仕様が大きく変わり機能のアップグレードもたくさんありますので、紹介します。
ファームウェアアップデートの内容
今回のファームウェアアップデートは以下の機能改善が主な内容です。
- 本体の操作だけでProモードを設定できるようになりました。
- 本体の操作だけで直接AF-S(シングルAF)とAF-C(コンティニュアスAF)を切り替えることができます。
- カラープロファイルにシネライク(Cine-Like)カラーモードを追加しました。
- 電源を切った後、一部のデバイスのジンバルの向きが異常な位置にあったのを修正しました。
- 顔認証の精度を最適化しました。
- 空や夜間の撮影時のフォーカス精度の改善をしました。
- すばやく動かすときのオートフォーカス速度が向上しました。
特に今回のアップデートでは、DJI Mimoアプリを使わず本体の操作だけで詳細な設定まで完結できるようになりました。
設定画面
画面を上から下にスワイプすると、[fa-gear]設定画面を開くことができます。
ここから左右にスワイプすると設定メニューを呼び出すことができます。
Proモード
モニター左上のPROをタップするとProモードの設定を確認、変更することができます。
PROが表示されていない場合は設定画面よりProモードを有効にすると表示されるようになります。
Proモードの設定画面はこのような感じです。
Proモードを詳しく解説
Proモードには4つの設定項目があり、撮影モードを本体だけで詳しく変更できるようになりました。
どのような設定が可能なのか、詳しく解説します。
カラー
Osmo Pocketで撮影するときの色味(カラープロファイル)を選ぶことができます。
カラーをタップすることにより、カラープロファイルの切替ができます。
ホワイトバランス
ホワイトバランスの設定を自動もしくは任意に変更できます。
自動・晴天・曇り・白熱灯・蛍光灯、もしくは2000K~10000Kの間で1000K単位で設定可能です。
露出
Auto露出の設定を自動もしくは手動で変更できます。
ディスプレイ右下の[Auto・M]で切り替えをします。
- 自動設定[Auto](写真:左)
露出設定を-3.0 ~ 3.0 まで、0.3単位で変更可能です。 - マニュアル設定[M](写真:右)
シャッタースピード、ISOを以下の範囲で変更可能です。- シャッタースピード:1/60 ~ 1/8000
- ISO:自動、100 ~ 3200
音量
自動、低、中、高の4つから選択が可能です。
ジンバルの角度調整
ジンバルの上下角度の調整ができます。
赤部分をタップしたまま、指で上下に少し動かすだけです。
まとめ
ファームウェアアップデートに伴う機能改善って、最近の傾向としてメーカーから詳しい説明がないケースが多くなっています。
今後もなるべく、筆者が機材を持っているものであれば詳しく解説していきたいと思います。