iPhone XのレザーフォリオはiPhone XSでは使えるのか

2018年11月上旬に、1年ちょっと使ったiPhone XからiPhone XSへと機種変更をしました。

筆者はスマートフォンのケースに定期を挟んで使うので手帳型を愛用していますが、iPhone Xから使っているのがApple純正のレザーフォリオです。
ヨーロピアンレザーという材質で決して安くはありませんが、使い続けると味が出てくる良いケースだと思います。

本体の大きさに違いはあるか

大きさは両機種とも一緒で、重量だけが若干違います。

  • iPhone X:高さ143.6mm、幅70.9mm、厚さ7.7mm、重量174g
  • iPhone XS:高さ143.6mm、幅70.9mm、厚さ7.7mm、重量177g

ただ、突起しているカメラレンズ部分の大きさは違うようです。

  • iPhone X:長さ24.13mm、幅11.26mm
  • iPhone XS:長さ25.50mm、幅11.27mm

iPhone X用のレザーフォリオは使えるのか

カメラレンズ部分の大きさは違いますが、ケース自体には収まります。
使い勝手も問題ありません。

筆者も正直、なにも気にしていませんでした。

しかし、不具合が発生してしまいます。

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オートスリープが効かない

気が付いたキッカケは就寝の時です。

いつもはレザーフォリオを閉じるとオートスリープ機能でiPhoneがスリープしていました。
それが、いつまで経っても明るいのです。

設定を確認してみたり、

auto-sleep

ネットで調べると、「設定の初期化すれば直る」などの記事をみつけて試してみたり、

clear-setting

しかし、いくら試してもオートスリープ機能が働きません。

smartphone_man_angry

電源ボタンを押すことなくスリープしていたこの一年。
一度慣れてしまうとこの上なく便利なオートスリープ機能ですし、今となっては外せないものとなっていました。

オートスリープ用のセンサー位置に変更あり

色々と調べていると、iPhone XとiPhone XSではオートスリープ用のセンサー(Hall Effect sensor)の位置に変更があったそうです。

同一の設計にしてくれないところがAppleらしいですが…

AppleのホームページにはiPhone X用のレザーフォリオは掲載されていません。(2018年11月時点)
掲載されているレザーフォリオはiPhone XSだけになっており、互換性もなさそうです。

apple-hp-leather-folio

AppleストアではiPhone X用のレザーフォリオはラインナップから消えており、購入できないみたいです。

iPhone XS用のレザーフォリオを購入

1週間ほど我慢して使っていましたが、いかんせん不便で仕方ありません。

やはり慣れ親しんだオートスリープ機能は地味ですが非常に便利な機能です。

馴染んできて良い頃合いだった旧レザーフォリオですが、購入を決意しました。

このオートスリープ機能が非常に便利です。節電対策にも貢献していると思いますよ!
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レザーフォリオの良いところ、イマイチなところ

今回購入しなおしたレザーフォリオですが、初代から数えると3代目になります。
(レザーフォリオ代だけ考えるとちょっと怖い。。。)

このレザーフォリオ、良いところもあればイマイチなところもあります。

レザーフォリオの良いところ

  • 使えば使うほど、自分の手に馴染んでくる
    ヨーロピアンレザーという素材で作られているそうですが、使うほどに柔らかくなって手に馴染みます。
    単純に柔らかくなるだけではなく、手に吸い付くような表面のしっとり加減というか、皮をなめしたようなさわり心地です。
    そのさわり心地が落下防止の滑り止めのような役割を担ってくれているようです。
  • 内ポケットのこだわり
    筆者は内ポケットに定期を入れていますが、この内ポケットのこだわりを気に入っています。
    カードサイズが入る大きさで、あえて縫い目が施されていて、中のカードがずれないような工夫がされているのです。
    これで自動改札のミスタッチが軽減されていると思います。
  • 無接点充電に対応
    純正品だから当然かもしれませんが、無接点充電にも対応しています。
    筆者のワークデスクに無接点充電器をおいてありますが、通知がくると視覚的にすぐわかり、持つことができるので便利です。

レザーフォリオのイマイチなところ

  • 使えば使うほど、馴染みすぎてしまう
    先ほど褒めちぎった馴染みですが、馴染み過ぎてレザーフォリオの開閉部分が若干伸びてしまう症状がありました。
    好みになると思いますが、購入したての程よい固さが維持できると形もきれいなので、見た目もスマートで格好いいんですが。
  • 縫製部分が弱い
    使い方のクセもありますが、筆者は右手でもって右親指で操作することが多いです。
    指の付け根がレザーフォリオの縫製部分に常に当たるんですが、この部分がふにゃふにゃになってしまいました。
    初代のレザーフォリオはここがベタベタしていたので、加工部分が解けてしまったのかな?と思います。
    2代目では発症しなかったので、改良されているかもしれません。
  • フタが反ってしまう
    これは使い始めからすぐに発症する症状で、レザーフォリオのフタが反ってしまう症状が出ます。
    この反りが格好悪いので中敷きを入れて反りの防止対策をしていました。
  • 落下に弱い
    レザーフォリオ初代を買い替えた理由が落下によるダメージでした。
    iPhone本体は当然守ってくれますが、アスファルトに落としたレザーフォリオは見るも無残に角が削れてしまいます。
    レザーフォリオを使う場合、落下衝撃から守るだけを目的にすることは割に合わない気もします。

改良もされている?

iPhone XS用に買い替えた3代目レザーフォリオですが、改良されているところもあるようです。

イマイチなところで書いた「フタが反ってしまう」ですが、フタに固さが増しているように思われます。
内ポケットの構造が若干変化しているので、こういった不具合一緒に改善されているといいのですが。

case-change
左:新しいレザーフォリオ(iPhone XS) 右:古いレザーフォリオ(iPhone X)

まとめ

今回は筆者がiPhone Xに機種変更をした1年前から使っている、純正の手帳型ケースのレザーフォリオを紹介しました。

価格は決して安くはありませんが、ヨーロピアンレザー材質の触感は他の安価なケースには無い高級感があります。

用途として、耐衝撃性のケースを目的とされている方は避けたほうが良いと思います。落下による傷にはめっぽう弱いです。(ただし、iPhone本体への衝撃はカバーしてくれます)

このレザーフォリオは、レザー製品を大切に扱える人に向いていると思いますので、ご注意ください。

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