GoPro HERO7 Black ファームVer.UPのよる手ぶれ補正を検証してみた

2018年12月11日にリリースされた、GoPro HERO7 Blackの新しいファームウェア(v1.61)は、光学手ブレ補正であるHyperSmooth (ハイパースムーズ)を主軸に、その他様々な改善がされているようです。

パフォーマンスの改善

  • HyperSmooth (ハイパースムーズ) 安定化機能の強度を動的に調整し、低光量環境下で撮影したビデオのモーション ブラーを軽減できるようになりました。
  • 高フレーム レート (2.7K120、1080p120、1080p240 ビデオなど) で録画する時のバッテリー寿命が長くなりました。
  • カメラと GoPro アプリの接続性を改善しました。
  • 音声コントロールの精度を向上させました。
  • ライブ ストリームの安定性を強化しました。

ユーザービリティの改善

  • HyperSmooth 安定化機能を使用した低速の流し撮り映像で、画像が途切れる問題を修正しました。
  • アスペクト比 4:3 のビデオをカメラで再生する際に映像が引き伸ばされる問題を修正しました。
  • 縦向きと横向きの検出機能を改善しました。
  • 一部のビデオに赤い線が表示される問題を修正しました。
  • 一般的なバグ修正とユーザー インターフェースの改善をおこないました。

以前にレポートしましたが、GoPro HERO7 BlackのHyperSmooth (ハイパースムーズ) は、昼間の明るい時間帯では光学手ブレ補正によるジンバル要らずの動画を撮影することが可能で素晴らしい性能を持っています。
しかし暗所にはとても弱く、光学手ブレ補正が働くたびにブレブレの動画になってしまう欠点がありました。

その欠点を解消するために、GoPro HERO7でもジンバルを購入される方も少なからずいらっしゃるようです。

筆者もジンバル購入と迷いましたが、悩んでいた時期にちょうど発表されたOsmo Pocketを予約しました。
(記事執筆時はまだ発売前です)

GoProも負けじと新たなファームウェアを投入してきたなというのが正直な感想ですが、HyperSmooth がどの程度改善されているか、検証動画を撮影しました。

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検証動画について

検証動画は、以下の条件で3パターン撮影しました。
① 純正のハンドブリップ(ショーティー)を使っています。
② v1.51(バージョンアップ前)とv1.61(バージョンアップ後)の比較動画です。
③ HyperSmooth (ハイパースムーズ)、4K60pで撮影をしています。
④ 銀座の歩道をそれぞれ約1分程度歩いている動画です。特に手ブレを気にしないで普通に歩いています。

v1.51 13時頃(参考)

ファームバージョンアップ前、明るい時間帯の動画です。

まずは、こちらの動画を参考にしてください。
ジンバルとは違いますが、光学手ブレ補正がきちんと効いているのがお分かりいただけると思います。

明るい時間帯は特に違和感を感じません。

v1.51 19時頃

バージョンアップ前(v1.51)の歩行動画です。
13時頃と同じ場所を歩いています。

少しわかりづらいですが、「明→暗」「暗→明」の境目などで、背景がブレる現象が発生しています。
今回は夜とは言え、全体的に明るい場所での撮影だったので目立ちにくくなっていますが、薄暗い場所だと顕著にこの現象が発生します。

v1.61 19時30分頃

バージョンアップ後(v1.61)の歩行動画です。
前回と同様、同じ場所を歩いています。

いかがでしょうか。
筆者の個人的な感想ですが、以前のファーム(v1.51)よりは多少でも改善がみられていると思います。
わかりづらい方は、各所照明部などを比較してみてください。

まとめ

今回は、GoPro HERO7 Blackのファームウェアバージョンアップにて、どの程度、暗所のHyperSmooth (ハイパースムーズ)が改善されているかをまとめてみました。

2018年12月15日に発売されるOsmo Packetと、動画にどのような違いを見ることができるか、非常に楽しみです。

今回の検証動画を、高画質でYouTubeに掲載しておりますので、よろしければそちらもご覧ください。

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