前回の続きです。
土曜日の22時過ぎに気に入った物件を仮押さえし、翌日曜日に手付金を支払い土地の契約をします。
今回は、この日曜日の契約についてお話します。
土地の契約をします
ひとまず、オープンハウスで土地・戸建ての両方を購入する流れで考えています。
なぜ「ひとまず」なのか。
この土地には建築条件は特にないので、他のディベロッパーで建築することは可能です。
ただ、予算の関係上、オープンハウスですべてを任せたほうが安い、これにつきます。
これからの話の流れで不審点などがでてきた場合、ディベロッパーについては再考しようと思っています。
手付金について
土地や建物を購入するにあたって(賃貸でもありますが)、よほどの大金持ちでない限り購入金額を一括で支払うことはほぼ無いと思います。
そのために銀行からお金を借り入れる、住宅ローンを組む方がほとんどかと思います。
売主の立場からすると、銀行審査にしろ賃貸物件にしろ、話をする相手には購入する意思や物件を借りる意思を確かなものと確約を得たいものです。
その間は他者とは交渉できなくなりますし、万が一契約をすっぽかされてしまえば時間という金銭的損害が発生してしまうのです。
そのために、購入者には物件を購入するという意思表示を確かなもにすべく、手付金というものを支払ってもらいます。
宅地建物取引業法という法律で決まっていますが、手付金を取りすぎるのもNGです。
今回、オープンハウスから提示された手付金は100万円でした。
さすがにすぐ用意できる金額ではなかったため相談すると、50万円でも良いとのこと。
いかにハードルを低くしてでも契約する意思を逃がさないかを考えているかがわかるような気がします(笑)
この履行する義務を破棄する場合は、
売主の場合:手付金の倍返し
買主の場合:手付金の放棄
をすることによって、契約を解除(解約手付)することが可能となります。
詳しくは売買契約書などに記載がされることが一般的なので、確認することが大切です。
オープンハウスへ
というわけで、50万円の手付金(+印紙代)を用意して約束の13:30にオープンハウスへ到着。
本当は契約が立て込んでいるので15:00との話でしたが、「契約前に住宅ローンの申込書を記入して時間短縮を図る」との前提で13:30に往訪する約束になりました。
日曜日、日中時間帯のオープンハウスはお客様で満席状態。
やはり景気は良くなっているのかなぁ…なんて思いつつ。
(給料上がってほしいなぁ)
とにかくベテラン勢は接客で忙しそうです。
(筆者を担当してくれたセンター長や課長も接客にあたっています)
書類手続きのための個室に案内してくれたのは、見るからにわかる新人の方(Aさん)。
あたふたして見ていられない感じです。
個室に通され、筆者と妻の分の飲み物を用意していただきました。
待てど暮らせど
個室に通されてからが長い。
多忙なのでしょうが、待てど暮らせど誰も来ません。
忘れられている?
と思いつつ、こういう時に冷静さを欠いてしまうのは良いことではありません。
とてつもなく大きな買い物ですからね。
イラついたら負けです。冷静に。。。
書類の記入が始まりました
30分程、放置されていたでしょうか。
新人Aさんが現れ、いよいよ書類の記入が始まりました。
契約書や重要事項説明書など、署名捺印するような書類は、同時進行で今作っているとのこと。
詳しい説明もなく、いきなり「ご契約前のご案内」という文章に署名捺印するように求められます。
なにげに重要なことが記載してある書類で、仲介手数料についてこのような文言。
「売買契約を手付解除した場合であっても、仲介手数料をお支払いいただく」
不動産の商習慣からは良くある内容なので自分は理解していますが、買い手側からすると大きな話ですよね。
この時は優しく、
と受け流しました。
住宅ローン申込書を記入
今回は住宅ローンの斡旋もお願いしました。
お仕事としてお願いしている以上、住宅ローンの斡旋手数料をしっかり取られます。
もちろん節約を考えれば削れる部分ではあるかと思いますが、手間と労力をお金で買いました。
背伸びしている住宅ローンなので、自力でのやり取りは煩雑になるだろうなという思いも強かったです。
そう言って持参した住宅ローン申込書は、当初の話には無かった銀行(H銀行)の申込書でした。
と思いつつ、プロが進めている流れなので身を任せます。
しかし
住宅ローン申込書の記入例も一切なく、書き方も教えてくれません。
質問しても明確な答えは返ってこないし。。。
申込書の記入例などはないですか?
催促するとようやく記入例を出してくれました。
とてつもなく空気が読めない新人Aさん。
その割に、人が必至に書いているときに世間話を振ってくるし。。。
妻となんとか申込書を仕上げましたが、この新人Aさんには二人とも不信感しかありません。
契約編その2に続く